• 64kbpsデジタル専用線に音声通話4回線を収容。
  (音声を16kbpsに圧縮して多重化)
  
• 128kbpsデジタル専用線では2台使用して音声通話8回線を収容。
• ODT/COT/加入者線の各インターフェースに対応。
• 多目的用途に使える接点信号伝送機能を内蔵。
• 通話品質に影響なくシリアルデータ通信の多重伝送が可能。
• S/T点にルータを接続することで、WANを構成可能。

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※128k専用線接続時のDCM構成図

例えば本社に設置してあるPBXと支社の電話機4台を上記のように接続すると、支社の電話機は本社内にあるのと同様に使うことが出来ます。128kbpsデジタル専用線なら8台の電話機を同構成で設置できます。

2箇所に設置してあるPBX間を接続することで、両PBXのネットワーク網を接続することが出来ます。上記の構成の場合、128kbpsデジタル専用線1本で8回線分の接続を構成できます。64kbpsデジタル専用線の場合は4回線分の接続となります。両側が電話機での構成も可能です。

音声通話網を連結するのと同時に、ルータを接続することによりWANを構成することができます。PC間のデータ伝送や、監視カメラの映像伝達など多用途に活躍します。なお、音声通話網の連結は電話機同士であっても変わりありません(図ではPBX-PBXの接続)。

構成例3のような構成を64kbpsデジタル専用線に於いても実現可能にする構成です。転送レートは低くなりますが、より低コストでのWAN構築が可能となります。

上記以外にも、

• 内線延長への適用(電話を長距離離した場所へ設置するなど)
• 接点伝送機能を組み合わせ

もともとデジタル専用線は、信頼性が高く、コストパフォーマンスの良い(特に長距離の通信)サービスとして普及しています。DCMはそれをさらに4倍にも10倍にも活用し、強力なコストパフォーマンスを実現するお手伝いをします。
DCMは従来のTAなどとは異なり、様々な伝送と統合します。1本の専用線を契約することにより、様々な用途を追加費用なく使用することが出来ます。
これにより本社と事務所などを繋ぐ用途などにおいて、回線コストを大幅に下げることが可能となります。

上図において、例えば

• 電話通話4回線(音声回線多重化機能)
• データ伝送(シリアル通信機能)
• セキュリティ情報伝達(接点信号伝送機能)(※標準で入出力各8つの情報伝達可能)

さらに128kbps回線で契約した際には、ルータ接続によりWANの構成や、音声通話8回線を実現することが可能です。
DCMは、専用線による安心のサービスを、大変お安く利用することを可能とします。

接点伝送機能は、遠隔地の機器制御などに幅広く使われる機能です。
遠隔地にある機器の機能をON/OFFしたり、遠隔地のセンサーの状態などを監視するなどして使う場合が多い機能です。
DCMはこの接点伝送機能を音声通話やデータ通信に全く影響させずに、多重伝送することを可能としています。

DCMには標準で8入力、8出力の接点伝送を可能としています。
上図のように遠隔地にある支社のドア開閉を監視したり、警報サイレンを動作させたりといった使い方など、様々な用途が考えられます。
1本のデジタル専用線を音声通話やデータ伝送だけに占有させない、よりコストパフォーマンスを向上させるソリューションが提供可能です。

※一部仕様は断りなく変更することがあります。